Windows Phone 7のローンチイベントで、バルマーCEOが「glance and go」というスローガンを掲げ、Dell、HTC、Samsung、LGの新スマートフォン9機種を紹介した。
米Microsoftは10月11日(現地時間)、ニューヨークで次期スマートフォン「Windows Phone 7」のローンチイベントを開催し、米Dell、台湾のHTC、韓国のSamsung Electronics、LG Electronics製の新スマートフォン9機種を披露した。具体的な製品の公開は、2月の同OS発表以来初めてだ。
スティーブ・バルマーCEOは「Windows Phone 7の最初の製品群として、美しいラインアップを取りそろえた。Microsoftとパートナー企業はこれまでと異なる携帯電話を提供する――これらの端末では少ないステップで素早く日常のタスクをこなせ、“glance and go(ひと目で実行)”方式でタイムリーな情報を入手できる」と語った。
Windows Phone 7は、同社の現行スマートフォン向けOS「Windows Mobile」とは別に、ゼロから構築した新しいOS。「ライブタイル」など独自のユーザーインタフェースを採用し、「Office Mobile」「Windows Phone Live」「Xbox Live」「Zune Pass(定額会員制音楽サービス)」などのサービスを利用できる。また、アプリの開発にはSilverlight、XNA、Visual Basicを利用できる。
米調査会社Gartnerが8月に発表したスマートフォンOS別シェアランキングでは、Windows MobileはSymbian、BlackBerry、Android、iOSを追う5位(シェア5%)。新たなOSでシェア拡大を目指す。
最初のWindows Phone 7端末は、欧州とアジアの一部地域(日本は含まれていない)で10月21日に、米国では11月8日に発売される。このホリデーシーズンに、30カ国以上の60以上のキャリアがWindows Phone 7端末を販売するという。米国ではiPhoneの独占キャリアであるAT&T、T-Mobileのほか、2011年にはVerizonとSprintからも発売される予定だ。
すべての端末がCPUに米QualcommのSnapdragonを採用し、ディスプレイはWVGA(480×800)、500万画素以上のカメラを搭載する。
同日発表された新製品は以下の9機種。
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