VMwareのAPI「VMware vShield Endpoint」を利用した初のセキュリティ製品になる。
トレンドマイクロは10月18日、仮想環境向けのウイルス対策製品の最新版「Trend Micro Deep Security 7.5」を発表した。28日から出荷を開始する。
新製品は、VMwareが提供するAPI「VMware vShield Endpoint」を利用して、複数の仮想マシンにおけるウイルス対策の統合管理が行える。従来のウイルス対策は、物理や仮想環境を問わず、対象のマシンにエージェントをインストールし、継続的に検索エンジンやパターンファイルを更新する必要があった。新製品では、APIを利用することでエージェントが不要になり、「仮想アプライアンス」と呼ばれる専用の仮想マシンから複数の仮想マシンのウイルス検出と対象ファイルの削除が行える。
同社によると、複数の企業が仮想化されたリソースを共有する環境では、個々の仮想マシンのセキュリティ対策が各利用者の管理に依存するため、1つのサーバ上でセキュリティレベルの異なる仮想マシンが混在する恐れがある。新製品を利用することで、セキュリティレベルを一定に保つことができ、管理工数も削減できるという。
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