ユニヘアー、オラクル製ERPで新統合基幹システムを構築へ

アデランスホールディングスとアデランス、フォンテーヌが会社統合したユニヘアーは、オラクルのERPパッケージなどを利用して経営管理基盤の構築に着手する。

» 2011年01月06日 14時54分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ユニヘアーは、日本オラクルのERPパッケージ「Oracle E-Business Suite R12.1」やミドルウェア、データベースなどの製品を利用して新統合基幹システムの構築に着手する。日本オラクルが1月6日付で発表した。

 ユニヘアーは、2010年9月にアデランスホールディングスとアデランス、フォンテーヌの会社統合で誕生した企業。構築する統合基幹システムは、グループ全体の状況を包括的かつリアルタイムに把握できる全社最適の仕組みに位置付けられている。

 日本オラクルによると、ユニヘアーではかつての事業会社で個別の業務プロセスとそれに沿ったシステムを運用している。従来の環境ではグループ内での円滑な情報連携が難しく、システムの老朽化による業務変革への迅速な対応が困難であるなどの課題を抱えていた。さらには、事業所や部門ごとでの個別最適に注力してきた経緯から、グループ内での業務機能の重複や各社、各部門独自の業務プロセスと属人的な運用が増加する傾向にあり、業務効率や生産性の低下も懸念されていたという。

 新統合基幹システムでは、業務作業の整理と標準化、業務機能と担当部署の整理と再編、システム面における分散した国内システムの統合、それによる透過的な経営情報管理が要件となった。Oracle E-Business Suite R12.1の採用は、財務会計や販売管理、購買調達、在庫管理などの業務が網羅され、経営情報の可視化やガバナンスの高度化、国際会計基準への対応、業務の省力化、在庫低減などの効果が期待されたためだとしている。

 今回の構築作業は東洋ビジネスエンジニアリングが担当する。

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