EMCのストレージ2台と仮想化技術を活用し、薩摩川内市が乱立したサーバ群を統合した。
薩摩川内市はサーバの増加による運用の煩雑化や保守コストの膨張といった課題を解決するため、ITシステムを刷新した。システムを導入したEMCジャパンおよび伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が5月30日に発表した。既に8カ月前から稼働しているという。
薩摩川内市が導入したのは、EMCのハイエンドストレージ「EMC Symmetrix」と統合ネットワークストレージ「EMC Celerra」。これらのストレージおよび仮想化技術を活用したサーバ統合によって、サーバ台数を70台から4台に集約、ITコストを3割削減した。
業務システムの処理能力も向上し、バッチ処理を10時間から1時間に短縮したほか、週に1度、すべての業務システムのデータをストレージに自動バックアップすることが可能になったため、データ保護の強化につながった。
薩摩川内市では、2004年の「平成の大合併」で1市4町4村が統合した結果、サーバ台数が70台に膨れ上がり、運用や保守の業務に課題を抱えていた。
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