Google、日本でNFCによる“タッチでショップ評価”テストを開始

“世界で最もNFCが普及している”日本で、読み取り機に携帯をかざしてショップの評価をするGoogleプレイスの新機能のフィールドテストがスタートした。六本木の数店舗がテストに参加している。

» 2011年06月24日 06時55分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 nfc station 読み取り機

 米Googleは6月22日(現地時間)、同社の東京オフィスがある六本木で、携帯電話のNFC(Near Field Communication)機能を利用したショップ評価のテストをスタートしたと発表した。六本木の少数のショップやレストランがテストに参加しているという。

 テストに参加するショップの店頭やレジ近くに設置されたNFC読み取り機にNFC機能を搭載する携帯電話をかざすと、その場でショップのレーティングやレビューを「Googleプレイス」に投稿できる。Googleプレイスはショップやレストランの情報をGoogleのサービスで提供できるサービスで、ショップなどは無料で情報を登録できる。4月に評価機能のHotpotが統合された

 nfc

 Googleは、NFCのテストを日本で行う理由として、NFCの普及が最も進んでいるからとしている。同社によると、日本で使われている約7000万台の携帯端末にNFC機能が搭載されているという。

 同社は5月に、NFC利用のモバイル決済サービス「Google Wallet」を発表し、現在米国でフィールドテストを実施している。こちらはSprintが販売するGoogleブランド端末「Nexus S」でのみ利用できる。

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