AndroidやWindows Mobile端末のセキュリティ対策や集中管理機能を搭載する「Trend Micro Mobile Security 7.0」を8月に発売する。
トレンドマイクロは7月7日、企業向けモバイル機器管理製品の最新版「Trend Micro Mobile Security 7.0」を発表した。8月1日から受注を、3日から出荷をそれぞれ開始する。
同製品はモバイル機器のセキュリティ対策や集中管理機能を搭載する。最新版ではAndroid OS 2.1以上を搭載したスマートフォンやタブレット端末などの管理ができるようになった。端末に対して、マルウェア対策やWebセキュリティ、盗難・紛失対策、機能の使用制限、設定情報やソフトウェアの配布といった対策手法を提供。複数端末を一元的に管理する基盤となる。
同社によれば、Android端末が感染するマルウェアは過去6カ月で16倍に増加した。モバイル端末をPCと同様に業務で利用する機会が拡大するとみられ、企業が適切なセキュリティ管理体制を構築できる手段が求められているという。
ラインアップおよび1アカウント当たりの参考価格は、セキュリティ対策と集中管理機能の「スタンダード」が年間3110円、スタンダードにデバイス管理機能を加えた「アドバンス」が6220円となる。
機能 | スタンダード | アドバンス |
---|---|---|
不正プログラム対策 | ○ | ○ |
Web脅威対策(Webレピュテーション) | ○ | ○ |
着信/メールフィルタ | ○ | ○ |
リモートデバイスのロック | × | ○ |
リモートデバイスの消去 | × | ○ |
リモートにあるモバイルデバイスの検索 | × | ○ |
デバイスコンポーネントの有効化/無効化 | × | ○ |
データセキュリティポリシー | × | ○ |
デバイスプロビジョニング(※) | × | ○ |
デバイスステータス | ○ | ○ |
ポリシーの集中管理(※) | ○ | ○ |
パターンファイルの強制アップデート(※) | ○ | ○ |
ログ管理(※) | ○ | ○ |
エージェントアンインストールの監視 | ○ | ○ |
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