クックパッドはNECの「EXPLANNER for SaaS」を採用した。バックオフィスシステムを柔軟に拡張可能とし、導入のコストと負荷を下げる狙いだ。
料理レシピの共有サイト「クックパッド」は、会計システムにNECのクラウド型ERP「EXPLANNER for SaaS」を採用した。7月8日にNECが公表した。
クックパッドは現在、米国やシンガポールに子会社を設立するなど事業規模を拡大しており、コストや導入負荷を抑えられるバックオフィスシステムの導入を検討していたという。そこでエラスティック(柔軟に伸縮可能)なIT基盤として、クラウド型の基幹システムを選択した。
EXPLANNER for SaaSについてNECは「ビジネス環境の変化に応じ、ユーザー数を変更したり、利用拠点を追加したりできる」と説明している。クックパッドへの導入も、通常であれば4カ月はかかるところを、2カ月で完了できたという。クックパッドは今後5年間で、会計システムのTCOを50%削減できると見込んでいる。
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