東日本大震災のアーカイブプロジェクトに日本IBMが協力

東北大学が産官学35団体と立ち上げる東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」で活用するアーカイブシステムのパイロット版を日本IBMが構築する。

» 2011年09月12日 15時35分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは9月12日、東北大学が産官学35団体と連携して進める東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」で活用するアーカイブシステムのパイロット版の構築に合意したと発表した。

 みちのく震録伝は、東北大学防災科学研究拠点が中心となり、東日本大震災をはじめ、過去から将来にわたる東北地方の災害に関するあらゆる情報を収集するプロジェクト。そこで利用するアーカイブシステムは、写真や映像、音声や計測データなどの災害に関する電子データを記録する基盤システムのほか、電子データの登録者とその利用者がコミュニケーションするためのソーシャルネットワークサービス(SNS)、アーカイブされたデータを分析・解析する機能、APIを介した行政や自治体、企業システムとの連携機能などで構成される。

 日本IBMは、ハードウェアおよびソフトウェア製品などを提供し、アーカイブシステムのパイロットシステムを構築する。

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