Microsoft、Mangoのテザリング機能とアプリストアの新機能を発表

Microsoftが全Windows Phone端末を対象とした「Windows Phone 7.5」アップデートをスタートし、テザリング機能「Internet Sharing」とリモートでのインストールが可能なアプリストア「Web Marketplace」を発表した。

» 2011年09月28日 09時24分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは9月27日(現地時間)、Windows Phone 7搭載端末向けに「Windows Phone 7.5(コードネーム:Mango」へのアップデートを開始したと発表した。全端末のアップデートは向こう4週間のうちに完了する見込みだ。このアップデートに伴い、同社は2つの新機能について説明した。

テザリング機能「Internet Sharing」

 使っている端末のモデルや通信キャリアによるが、テザリング機能が追加された。端末の「設定」メニューに「Internet Sharing」という項目が追加されていれば利用できる。同機能では、最高5台までの端末を接続できる。

新アプリストア「Web Marketplace」

 アプリストアの名称が「Windows Phone Marketplace」から「Web Marketplace」に変わり、5月に予告した通り、米Googleの「Android Market」と同様にデスクトップ版のアプリストアで購入したアプリをリモートで端末にインストールできるようになった。

 mango store

 各アプリのページにはTwitterとFacebookの「いいね!」ボタンが付いており、その場で評価を共有できる(Android Marketにはない機能)。また、アプリストアも含むWindows PhoneポータルにMy Windows Phoneページが新設された。このページで、自分のWindows Phone端末にインストールしてあるアプリの一覧を表示し、アプリの再インストールなどができる。また、AppleのMobileMeのように、紛失した端末を探したり、リモートでデータを削除することもできる。さらに、クラウドストレージのSkyDriveで共有している写真や動画を表示することも可能だ。

 my windows phone

 Marketplaceに登録されているアプリ数は現在3万本以上で、Microsoftによると「iPhoneとAndroid向けの最も人気のあるアプリの90%は既にWindows Phone版になっている」という。

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