iPhoneに勝手に期待し、勝手に裏切られた人々オルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2011年10月15日 12時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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Kindle Fire登場!

 アマゾンの最新デバイスKindle Fire、写真とかビデオ見るとなかなか購入意欲をそそられる出来栄えのようですw

 Kindle Fireは、かなり物欲刺激しますね!>実機映像追加更新しました:平凡でもフルーツでもなく、、、


 Amazonから最新デバイス「Kindle Fire」が発表された。早速オルタナブロガーも反応している。

 松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」は本当に出すんだ、Kindle Fireで、「iVOCALOID-VY2とGarageBand for iPad」で応援歌を作った。佐々木康彦氏はKindle Fireの出来栄えを、Kindle Fireは、かなり物欲刺激しますね!>実機映像追加更新しましたで冒頭のように評価した。

 大木豊成氏のKindle Fire登場で、iPadの価格は?では、「199ドル(現在の日本円で約1万5300円)」という価格ばかりが取り沙汰されていることを受け、「一方でiPadはどうなんでしょうね」という。「多少の比較対象にはなるのでしょうが、特にビジネス活用されているiPadがKindle Fireと比較されることはないように感じてい」るとしながらも、「iPadが普及し、Windows 8に期待が集まる中、Kindle Fireを含むAndroidタブレット端末は、どうなっていく」のかと考察した。

 櫻吉清氏「少しでもパラノイアになってみる」のAmazonのKindle Fireは成功するのかでは、「Kindle端末と見れば既存製品の価格比程度は売れると思うので、3Q'11のAmazonの目標は達成できる」とした上で、「もしかすると年末商戦に向けて大幅にディスカウント(100ドル前後)して強引に販売数を増やす対策を打ってくるかも」と推測した。

 その一方で、電子書籍市場そのものはどうなのか。佐々木氏の『1Q84』電子書籍英語版、Amazon Kindle・Apple iBooks両方から近日販売開始では、村上春樹のベストセラー小説の電子書籍販売について紹介しているが、これは英語版の話。Kidle Storeから実際に出版してみて見えてきた事は電子化のもたらす圧倒的なスピードとビジネスメリットに紙依存の考えが抜けない日本の出版社がついて行けてない現状だったで語られるように、「日本の出版社は電子書籍についてはまず売れない(紙の5%程度の売上ではビジネスとして取り組むのは無理……)ということで否定的な考えが大勢を占めている」現状では、日本での展開は、まだまだ進みそうにないのかもしれない。

 高橋誠氏の200点以上の電子書籍を半年以上販売して売り上げが80万円で紹介された内容もネックになる。「約230点の書籍を大手の電子書籍販売サイトで半年以上にわたり販売」した結果、売り上げが「約80万円」だったという。販売した内容もさることながら、「問題は大手の電子書籍販売サイトというのが、国内の会社のものばかりだったことだ」。「iTunes AppStoreで電子書籍アプリとして出せば、はるかに多く売り上げがある」と、高橋氏は言う。「このままでは、AmazonやAppleの電子書籍プラットフォームが正式に日本語に対応したら、国内で対抗できるところはなさそうですが、もっと国内の会社に、ユーザー目線で使いやすい電子書籍サイトをつくるようにがんばってほしい」という言葉を、出版業界はどのように聞くだろうか。

コーチをつける社長たち

 答えのない問いを問う……これは、本当に私たちを成長させてくれます。「問い」って、大事ですね。

 クローズアップ現代 「"コーチ"をつける社長たち」の感想:竹内義晴の、しごとのみらい


 9月27日にNHKで放送された「クローズアップ現代」の「“コーチ”をつける社長たち」を見て、3人のブロガーが感想を書いた。

ブロガー ブログ 「“コーチ”をつける社長たち」を見て
竹内義晴氏 竹内義晴の、しごとのみらい クローズアップ現代 「"コーチ"をつける社長たち」の感想
永井孝尚氏 永井孝尚のMM21 「答えを教える」コンサルテーションから、「答えを見つけるのを手伝う」コーチングへ
永井千佳氏 永井千佳の音楽ブログ 成長のためには己自身に「問う力」をつける

 竹内氏は「最近は、円高・不景気・震災など、さまざまな課題が山積していて、何が正しいのか、どうすればうまくいくのかが見えにくく、簡単に課題が解決できそうな感じではない時代」だとし、「自分で考え、答えを見つけ出していくことがすごく重要で、リーダーの『考えること』をサポートするコーチの必要性も、以前とは違った役割を担ってきている」と考える。そして、「最近は、手っ取り早く、楽に答えを求めようとする風潮」があることを嘆き、「『もっと自分の頭に汗をかけ!』と言いたくなることもあります。答えのない問いを問う……これは、本当に私たちを成長させてくれます。『問い』って、大事ですね」と言う。永井孝尚氏は「自分で考え続ける、ということが、現代ますます大切になってきている」と記し、永井千佳氏は「自分で問う力をつけなくては、成長できない」と、結論付けた。

 そして後日、竹内氏はコーチングが流行で終わらないで欲しい ― 日経新聞の記事を見てで、「コーチングは目的ではなく、ツール」であることを強調した。そして「コーチングとは、『問い』である」ということも「間違いではありません」としつつも、「広義の『コミュニケーション手段』」であると言う。そして何より、「コーチングですべてが解決するわけではない」という。先のテレビ番組も含め、コーチングが流行となっているかもしれないが、その言葉に縛られないことが重要なのだ。

 大切なのは考えることだ。その1つの例が、金城辰一郎氏「CONNECT&CHANGE」の「決断」とは痛みと犠牲を伴うもの、トレードオフという考え方についてで示されている。「リーダーの条件には痛みを伴う『決断力』が必要不可欠」であり、それは「世間の尺度に流されただけの決断ではない前に進むための意図的な決断」なのだ。

 以上、9月29日〜10月5日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものから、いくつか選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。

 どこから読めばいいか分からないという読者は、オルタナティブ・ブログの歩き方というナビゲーションページも、ぜひ活用していただきたい。

 オルタナティブ・ブログを読んでいくには、大きく分けて2つの方法がある。エントリーを個別に読む方法と、ブロガーごとに読む方法だ。

 エントリーを個別に読みたい人は、新着エントリー一覧をチェックするといい。フィード配信もされており、モバイルツールなど活用することで、気軽に出先からでもチェックできる。アクセスランキングから上位エントリーをチェックすることも可能だ。

 ブロガー別に読んでみたい人は、ブロガー一覧新規参加ブロガーをチェック。顔写真“のみ”一覧から見ると、なかなか壮観でもある。また、いま注目されているブロガーを知りたい場合は、月間ブロガーベスト30を見れば一目瞭然だ。TwitterやFacebookなどのアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみよう。

 このほか、オルタナブロガーのインタビュー座談会執筆記事もまとめられているので、ブログ以外のブロガーの姿も見てもらいたい。

 オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるに違いない。

ITの潮流が分かるオルタナブログ通信過去記事一覧。


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