長岡技術科学大学、高専55キャンパスをつなぐ図書館システムをクラウドで構築

全国の国立高等専門学校51高専55キャンパスが共同で利用する統合図書館システムをプライベートクラウドで構築する。

» 2011年12月02日 11時53分 公開
[ITmedia]

 長岡技術科学大学(新潟県長岡市)が全国の国立高等専門学校51高専55キャンパスが共同で利用する統合図書館システムをプライベートクラウドで構築し、2012年3月から運用を開始する。この構築を支援するNECが12月2日に発表した。

 新システムは、全国の高専に設置されていたサーバを長岡技術科学大学に設置する6台のサーバに集約し、各高専ではPCとプリンタのみを設置する。長岡技術科学大学でサーバの管理やシステムの更新時作業などの管理業務を行うようにし、コストの削減と業務効率化を図るという。

 また検索システムも統一し、長岡技術科学大学と全国の高専が保有する約400万件の蔵書をインターネットで横断的に検索できるようにする。職員向けの蔵書点検や資料の受け入れ、閲覧のほか、利用者向けの貸し出し、予約、図書購入の申し込み機能など、図書業務に必要な機能を各高専にSaaSで提供する。

 NECは図書館システムとして、大学図書館向けソリューション「E-CatsLibrary」を納入することになった。

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