NetIQ、エージェントレスでシステム監視できる新モジュールを発表

NetIQはエージェントレスの監視を実現する「NetIQ AppManager for Remote Infrastructure Monitoring」を6日より提供開始する。

» 2011年12月06日 15時17分 公開
[ITmedia]

 NetIQは12月6日、エージェントレスの監視を実現する「NetIQ AppManager for Remote Infrastructure Monitoring(以下AMRIM)」を発表した。AMRIMは、オンプレミス/クラウド、および物理/仮想環境において包括的なシステム監視ソリューションを提供する「NetIQ AppManager Suite」を構成するモジュールの1つ。従来のエージェント導入型の監視に加えたラインアップにより、ユーザーは各システムの要件に見合った監視を適正な価格で導入できるようになるという。

 AMRIMは、プロセスやサービスの死活監視、リソース監視、イベントログ監視の機能を備え、エージェントを導入せずにリモートで監視するものになる。Ping監視と比較して監視レベルを向上できるだけでなく、サーバの負荷状況を確認できることで、IT全体のサービスレベル向上に貢献するという。さらに、従来の監視ツールのほとんどはエージェント導入型、エージェントレス、Ping監視などが別々の製品として提供されるが、NetIQ AppManagerを活用すれば、どの監視方式を採用しても単一のコンソールから管理できるとしている。

 また、AMRIMはエージェントレスなので監視対象のサーバ数に関わらず短期の導入が可能であり、アップグレード時もエージェント更新の手間が省けるという。そのほかにも、冗長化や負荷分散が可能であるためプロキシの保守中でも監視停止の範囲を制限できることや、監視対象側に特別なソフトウェアのインストールが不要であることを利点として挙げている。

 AMRIMは、1ライセンス当たり196万7400円(税別)で、最大5プロキシ、50サーバの監視が可能。そのため、まずはシステム全体の基本的な監視を実施し、運用後、特に重要なシステムを見極めてエージェント導入型に切り替えることができるとしている。

 なおエージェント導入型のNetIQ AppManagerを既に活用しているユーザーは、監視対象を見直して適宜AMRIMに切り替えたり、これまで無監視状態だったシステムを監視対象に加えることで、コストを削減しながら監視レベルの向上を図れるという。AMRIMは本日6日より出荷する。年間の保守費用は35万4200円(税別)となる。

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