八十二銀行、シンクライアント環境をクラウドで構築へ

IBMの「デスクトップ・クラウド構築支援サービス」を利用して4000台のPCをシンクライアント環境に移行する。

» 2011年12月16日 12時15分 公開
[ITmedia]

 八十二銀行(長野市)が4000台のPCを対象にシンクライアント環境に移行するプロジェクトを開始し、2013年8月から全店舗に順次展開していくという。環境構築を支援する日本IBMが12月16日に発表した。

 新たな環境では、標準化されたクライアント構成を「マスターイメージ」として全ユーザーが使用する。また特定のユーザーに使用が限定される業務アプリケーションは「個別イメージ」として提供する仕組み。二種類のイメージを組み合わせることで、ガバナンス強化と業務の利便性を両立できると日本IBMは説明する。

 従来は、営業店などからデータセンターに設置されているファイルサーバやメールサーバなど各種サーバにWAN回線でアクセスしていた。新たな環境はデータセンター内に設置されるため、パフォーマンスの大幅な向上も見込まれるという。パッチ適用や設定更新などの運用作業もデータセンターで行うため、業務の効率化が図れるとしている。

 八十二銀行はシンクライアント環境の構築に当たって、日本IBMが提供する「デスクトップ・クラウド構築支援サービス」を採用している。

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