パナソニック、ソニー、東芝など5社、HDコンテンツ保護技術で協業

パナソニック、Samsung、SanDisk、ソニー、東芝の5社は、フラッシュメモリを使った記憶媒体向けの新しいHDコンテンツ保護技術について協業することで原則合意した。

» 2011年12月20日 07時22分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 パナソニック、Samsung、SanDisk、ソニー、東芝の5社は12月19日(米国時間)、SDカードなどフラッシュメモリを使った記憶媒体向けの新しいコンテンツ保護技術について協業することで原則合意したと発表した。新プロジェクト「Next Generation Secure Memory Initiative」を共同展開し、HD(高精細)コンテンツに対応したセキュリティ技術のライセンス/プロモーション準備に着手する。

 新しいHDコンテンツ保護技術は、SDカードなどのフラッシュメモリカードと、タブレット端末やスマートフォンなどのコンシューマー製品に搭載された組み込みメモリに対応する。フラッシュメモリ向けのユニークID技術、公開鍵インフラを使ったコピー防止技術などを実装し、高度のコンテンツセキュリティ実現を目指す。

 同技術はネットワーク経由のダウンロードや放送、ブルーレイディスクからのコピーなど、さまざまな形のHDコンテンツ配信に対応させる計画。これによってユーザーは、Android搭載のスマートフォンやタブレット端末なども含め、多様な機器でHDコンテンツが楽しめるようになるとしている。

 5社が協力して2012年の早いうちに新技術のライセンス提供開始を目指し、同年中にこの技術を使ったフラッシュメモリ製品が市販されることを見込んでいる。

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