大和証券グループの大和ネクスト銀行は、勘定系システムのOSに「Red Hat Enterprise Linux」を採用。勘定系での同OSの採用は国内初という。
大和証券グループのインターネット銀行である大和ネクスト銀行は、勘定系システムのOSにレッドハットの「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)を導入した。レッドハットが12月21日に発表した。勘定系システムでのRHELの採用は国内初という。
大和ネクスト銀行は今回、勘定系パッケージシステムを約9カ月かけてRHEL上に構築した。これにより、UNIX上での構築の場合と比較して開発コストを約50%削減できたという。
大和証券グループは2004年頃からRHELの本格導入を始め、グループ全体の共通基盤であるインターナルクラウド「大和クラウド」をRHEL上に構築するなど、積極的にRHELの利用を進めてきた。こうした経験を通じて同グループは「(RHELが)ミッションクリティカルなシステムに対応できる優れたスケーラビリティやパフォーマンスを備えていることを実感」し、今回の勘定系への採用に至ったとしている。
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