YandexはTwitterから提供されるFirehoseを、検索エンジンでのリアルタイム検索などに利用する。
ロシア検索大手のYandexは2月21日(現地時間)、米Twitterと「Firehose(全公開ツイートのリアルタイムデータ)」に関する契約を締結したと発表した。YandexはTwitterから提供されるFirehoseを検索エンジンで利用する。まずはブログ検索にリアルタイムのツイートを反映させた。
また、「twitter.yandex.ru」では、ユーザー名やハッシュタグ付きの言葉でリアルタイムのツイートを検索できる。ロシア語、ウクライナ語、ベルロシア語、カザフ語のほか、英語などにも対応する。
Twitterのビジネス部門ディレクター、エイプリル・アンダーウッド氏はYandexの発表文で「この提携により、YandexとTwitterはロシアその他の地域のYandexユーザーがリアルタイムのコンテンツを見つけやすくするために協力していく」と語った。
Twitterは米Microsoftや米Yahoo!にもFirehoseを提供している。検索最大手の米Googleとも2009年から契約していたが、2011年7月に期限が切れて更新していない。そのため、GoogleはFirehoseを利用していたリアルタイム検索サービスを終了した。Googleは現在、検索結果に自社のソーシャルサービス「Google+」のリアルタイムデータを反映させているが、Twitterや米Facebookはこれを「Google+偏重」だとして批判している。
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