AppleのiOSやGoogleのAndroidを搭載した端末向けにRSAの認証技術を提供し、企業のBYODを支援する。
米EMCのセキュリティ部門RSAは2月28日、端末やアプリケーションのメーカーと提携してAppleのiOSやGoogleのAndroidを搭載した端末向けにRSAのモバイル認証技術を提供し、モバイル端末のセキュリティ強化を図ると発表した。
スマートフォンやタブレット端末が急速に普及する中で、企業にとってはセキュリティ上の新たな課題が生じているとRSAは解説。特にアプリケーション利用に関しては、モバイル端末から会社のネットワークへのリモートアクセスと、モバイル向けの新しいアプリケーションへの信頼できるアクセスの確保が課題になると指摘する。
こうした課題に対応し、私物端末の業務利用を認める「BYOD(Bring Your Own Device)」を支援するため、RSAではモバイルプラットフォームとアプリケーションを手掛けるAppcelerator、Citrix、FeedHenry、Good Technology、Juniper Networks、VMware、Zscalerの各社と提携し、各社の製品にモバイル用途に最適化されたRSAの認証技術を実装。iOSやAndroidおよびRIMのBlackberry向けアプリケーション用に、「RSA SecurID」「RSA Adaptive Authentication」などの技術を提供する。
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