NECとセブン-イレブン、電力量を可視化する分電盤を共同開発

誤差が最大3%以内の測定器を内蔵し、店舗の使用電力量をリアルタイムに可視化するという。

» 2012年03月06日 14時17分 公開
[ITmedia]

 NECとセブン-イレブン・ジャパンは3月6日、コンビニエンスストアなど店舗の使用電力量の計測と可視化が可能な「インテリジェント分電盤」を共同開発したと発表した。

 インテリジェント分電盤は、誤差が最大3%以内という精度の計測装置「スマートコントローラ」を内蔵。空調機器や冷凍室外機、調理器などの設備で使用された電力量をリアルタイムに計測して、その様子を可視化する。店舗内に設置するサーバなどと接続するデータ通信インタフェースも搭載。企業などが収集した電力データに基づいて省エネ対策を立案できるのを支援するという。

 セブン-イレブン・ジャパンは、既に一部のセブン-イレブン店舗に試験導入を行っており、今春以降に全国の新店へ導入していく計画。NECはインテリジェント分電盤をベースに製品化を行い、小売店舗や一般企業、データセンター事業者などに販売することにしている。

インテリジェント分電盤の外観(左)と内部

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