シトリックス、XenDesktopの最新版をリリース

共通のシステムイメージを全ユーザーに展開する新機能や業務アプリケーションのモバイル対応を支援するパッケージを提供する。

» 2012年03月15日 15時29分 公開
[ITmedia]

 シトリックス・システムズ・ジャパンは3月15日、デスクトップ仮想化基盤ソフトウェアの最新版「Citrix XenDesktop 5.6」の提供を開始した。価格はオープンで有効な「Subscription Advantage」を保有するユーザーはすぐに利用できる。

 最新版では共通のシステムイメージを全ユーザーの仮想マシンに展開しつつ、ユーザー固有のアプリケーションやデータなどを個別に管理できる「Personal vDisk」機能を搭載する。通常の仮想デスクトップ環境ではユーザーごとにシステムイメージとデータ管理することから、ストレージの容量が増え、管理業務も大きな負担になっていたという。新機能ではシステムイメージとユーザー情報を分離し、システムイメージの管理を簡素化することで、これらの課題を解決できるという。

 また業務アプリケーションを、スマートフォンやタブレット端末でも利用できるよう支援する「Citrix XenApp 6.5 Mobility Pack」および「Citrix Mobile Application SDK for Windows」も提供する。XenApp 6.5 Mobility Packではアプリケーションの画面サイズやレイアウトなどをモバイル機器に応じて変換、表示できるようにする。Mobile Application SDK for WindowsではGPSやカメラなどモバイル機器に搭載されている機能と業務アプリケーションを連携させるための開発環境を提供している。

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