国別と業界別のシナリオテンプレートを組み合わせて利用でき、進出先や業態に応じた標準的なITの活用策を提供する。
SAPジャパンと富士通は4月17日、グローバル展開する日系企業向けに「SAP Business Suite」の基本テンプレート群「SAP Best Practices」を基にしたソリューションを4月末から提供すると発表した。進出先や業界ごとに対応した標準的なSAP製品の活用を支援する。
SAP Best Practicesは展開国や業種、機能などに基づいたSAP ERP製品活用のためのシナリオテンプレート群。基本部分をカスタマイズする必要がなくシステムの拡張や展開を容易に進められるという。
今回のソリューションでは50カ国を超える「Baselineシナリオ」と「Industryシナリオ」を組み合わせて提供。例えば、M&Aの実施や拠点によって生産や販売などの業務形態が混在しているケースなど、海外拠点のニーズに合わせたシナリオを利用できる。世界に散在するシステムの統合に加え、拠点別の要件にも一括対応できるとしている。
提供に先だってSAPと富士通で共同の技術検証を実施している。
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