「GLOVIA/Process C1」の最新版では、クラウド環境への対応や多言語対応などを通じて導入企業のグローバル化を支援するという。
富士通と富士通システムズ・イーストは5月14日、食品や化学、石油などのプロセス産業向け基幹業務システム「GLOVIA/Process C1」の最新版を発売した。クラウド環境での運用に対応したほか、多言語対応や操作性の向上などを実現したという。
GLOVIA/Process C1は、プロセス産業における販売、購買、生産、在庫、原価管理といった業務機能を提供する製品。今回、オンプレミス環境に加えてプライベートクラウド環境でも運用できるようにしたほか、富士通のパブリッククラウドサービス「FGCP/S5」にも対応。企業が国内外のグループ企業に短時間かつ低コストで同システムを導入できるようにしたという。
多言語対応では、従来までの日本語に加えて英語、中国語にも対応した。これにより、企業がグローバルに展開する各拠点での在庫状況や原価損益の変動を迅速に把握し、対処できるようにするという。
ユーザーインタフェースも強化した。新たにサイドメニューを追加し、業務をまたぐ画面移動をスムーズにしたほか、在庫や出荷の照会画面と、受注や売り上げの入力画面を同時に立ち上げて処理できるようにした。
価格は1社目のサーバライセンスが1000万円、2社目以降のサーバ追加ライセンスが500万円。ユーザーライセンスが1ユーザー当たり10万円(いずれも税別)。5月末に出荷を開始する。同社は2014年末までに50システムの販売を見込む。
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