異性から不快な誘いや脅迫も――10代のネット交際の実態は?

インターネットで異性に不快な思いをさせられたり脅されたりしたことがあるという女子は29%、男子は18%に上った(McAfee調べ)。

» 2012年05月22日 07時55分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 10代の子供の多くがインターネットで異性に不快な思いをさせられた経験を持つにもかかわらず、両親にはそのことを話していない――。米McAfeeが10代の男女を対象に米国で実施したインターネットでの出会いに関する調査でそんな実態が浮かび上がった。

 調査はMarket Strategies Internationalに委託して、米国の13〜17歳の男女約1000人を対象に、2012年1月に実施した。

 それによると、ソーシャルメディアを80%が利用していて、30%はFacebookで恋人を探すと回答。結果として女子の34%、男子の16%が意に反して異性に目を付けられたことがあると答えた。異性に不快な思いをさせられたり、脅されたりしたことがあるという女子は29%、男子は18%に上っている。しかし75%は、そうした目に遭ったことを両親には話していなかった。

 46%は交際相手との関係についてインターネットの影響を感じるといい、「みんなが(Facebookに)ボーイフレンドと何をしたかを書き込んでいて、同じことをしなければいけないというプレッシャーになる」という回答もあった。

 調査結果を受けてMcAfeeは保護者に対し、子供のインターネット上の行動を把握するために、同社が販売している「McAfee Safe Eyes」などのモニタリングソフトを使うよう促している。

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