Dropbox、2段階認証の仕組みを導入

Dropboxはユーザーのメールアドレス流出事件を受けて2段階認証を採用。この機能を有効にすると、Dropboxへのログインに際し、パスワードに加えてセキュリティコードの入力が必要になる。

» 2012年08月28日 07時32分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 クラウドストレージサービスの米Dropboxは8月27日、セキュリティ強化のために2段階認証の仕組みを導入したと発表した。同社は一部ユーザーの情報が流出してスパムメールの送信に使われる問題が起きたことを受け、再発防止のための対策を取ると表明していた。

 2段階認証を有効にすると、Dropboxへのログインに際し、パスワードに加えてセキュリティコードの入力が必要になる。セキュリティコードはユーザーの携帯電話にメールで送信するか、モバイル認証アプリ(iOS、Android、BlackBerry、Windows Phone 7に対応)を使って生成する。

 この機能を利用するには、Dropboxのアカウント設定に新設された「セキュリティ」のタブを参照し、「Account sign in」のセクションで「Two-step verification」を有効にして、画面の案内に従って設定を済ませる。

 セキュリティコードは、デスクトップPCとモバイル端末で初回にサインインする時のみ入力が必要になる。Web上では「このコンピュータを信頼する」のオプションを選択すれば、次回からはセキュリティコードを入力せずに済む。

 セキュリティのタブではさらに、自分のアカウントへのログイン状況が全て参照できるようになった。また、不審なアクティビティを自動的に検出できる仕組みも導入予定だという。

2段階認証を導入したDropdox

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