災害対策の研究や評価などを目的に、NECフィールディング製のコンテナ型データセンターをキャンパス内に設置する。
NECとNECフィールディングスは9月24日、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)からコンテナ型データセンターを受注したと発表した。12月から稼働を開始する予定。
今回の採用は、災害対策の研究と評価などが目的。コンテナ型データセンターは短期間かつ低コストで導入でき、運用や保守も容易で、セキュリティレベルが高いことから採用に至ったという。NAISTでは教育研究システムの可用性向上によるバックアップ環境の拡充と、研究室の既存サーバの集約によるサーバの効率的利用を図るとしている。
コンテナ型データセンターには、太陽光パネルを使用した発電システムと高圧直流電源を組み合わせた電源でシステムの継続的な稼働の実現と省エネ環境の構築を目指す。また、大学内の建物とデータセンターを小電力無線システムによるネットワークで接続させた災害対策を計画するほか、沖縄科学技術大学院大学や北陸先端科学技術大学院大学との連携による相互バックアップシステムも構築するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.