ブレードサーバ市場規模は24.5%増、NECと日立がけん引役に――IDC調査

IDCによれば、2011年下半期のブレードサーバ市場規模は318億6000万円、サーバ市場全体に占める割合は13.6%になったという。

» 2012年10月17日 12時26分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは10月17日、国内ブレードサーバ市場に関する調査結果を発表した。2011年下半期の市場規模は、前年同期比24.5%増の318億6000万円だった。同期間の出荷台数は3万8000台で、サーバ市場全体に占めるブレードサーバの割合は前年同期比0.6ポイント増の13.4%となった。

photo 国内ブレードサーバ 市場実績(出典:IDC Japan)

 上位5ベンダーの競合分析も実施した。2011年は、通信メディア向けx86ブレードサーバの大口案件を獲得したNEC、日立製作所が出荷台数シェアを拡大。その他のベンダーはシェアを落とす結果となった。だが、2009年に実施した前回調査と比較すると「ベンダー間の差は縮小している」とIDCはみる。

 「ブレードサーバ市場の成熟に伴って、サーバベンダー間の差は縮小の方向にある。サーバの性能、機能だけでなく、パートナーのサービスやサポート体制などの相違も相対的に小さくなってきており、各ベンダーはいかに製品の差別化を図っていくかが今後重要なテーマになる」と同社は指摘している。

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