日立、科学技術計算向けサーバの新モデルを発売 理論ピーク性能29.3TFLOPS

1ノードにPOWER7+プロセッサ(4.1GHz)を最大2個、メモリを最大512Gバイト搭載できるスカラー型のスーパーコンピュータシステム「SR16000 モデルXM1」を日立が発売する。

» 2012年11月14日 17時05分 公開
[ITmedia]
photo SR16000 モデルXM1

 日立製作所は11月14日、流体解析や衝突解析、気象予測といった科学技術計算分野向けサーバの新モデル「SR16000 モデルXM1」を発表した。2013年1月7日に発売し、同年4月1日に出荷を開始する。価格は個別見積もり。

 SR16000 モデルXM1は、1ノードにPOWER7+プロセッサ(4.1GHz)を最大2個、メモリを最大512Gバイト搭載できるスカラー型のスーパーコンピュータシステム。POWER7+プロセッサと80Mバイトの大容量オンチップL3キャッシュメモリの搭載で、消費電力当たりの性能を従来モデル(SR16000 XN1)と比べて1.7倍の727M(メガ)FLOPS/ワットに強化したという。1ノード当たりの理論ピーク性能は29.3T(テラ)FLOPS。OSにはAIXを採用し、最大512ノードを接続して利用できる。

 ベクトル機を使うユーザー向けには、システムの導入や構築などのサービスや、プログラム環境に応じたチューニングサポートなどを実施するという。

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