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» 2012年11月21日 11時50分 公開

いつ会社から放り出されても慌てないために(2/2 ページ)

[伏見学,ITmedia]
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仕事をもらうというスタンスでは苦しむだけ

 これらのことは仕事に対するスタンスと大いに関係してきます。仕事は自分で作り出すものだと思うのか、仕事はもらうものだと思うのかとでは、フリーランスとしての生き方が大きく異なります。

 仕事をもらうというスタンスの人は、どうしてもヘコヘコせざるを得ないし、いいように使われることもあります。夜も寝ないで仕事しなければならず、夜中に呼び出されても出て行かなければならないでしょう。

 私は、そうした働き方を人たちはプロフェッショナルなフリーランスではないと見ています。そうではなく、自分で仕事を生み出していくべきだと考えています。仕事を自ら作っていく人たちは、うまくリスクヘッジをとっています。危険を伴ったり、その予兆を感じたりするような人はどんどん排除しています。誰とでも仲良くする必要はなく、本当に気心の知れた、分かり合えた人との強固なパイプがいくつかあれば、十分に食べていけるだけの仕事ができると思います。

 フリーランスでやっていくためには、ヘコヘコしていては駄目です。尖っているくらいがちょうどいいのです。そうでないと埋もれて見つけてもらえないですよ。似たような能力であれば、どこか変わっている、光るものを持っている人に仕事を頼みますから。そのための強みをきちんと手に入れるのがプロとしての生き方だといえるでしょう。

会社から都合良く使われていませんか?

 フリーランスであれ、会社員であれ、自分の強みを持つことは大切です。先に述べたように、突然企業から放り出されてしまっても困らないためには、会社員のうちに強みを見出しておかねばなりません。もし強みがないのであれば、会社に居続ける努力も必要です。とにかくしがみついて、決して引き剥がされないようにするべきです。

 会社の中の仕事というのは、基本的に会社の誰かから受注しているものととらえていいでしょう。その仕事のせいで忙しいということが、本当に自分の能力によるものかどうかを考える必要があります。実は、そうした仕事でバタバタと忙しいのは、都合良く使われているだけのことが多いのです。

 どんなに忙しい思いをして働いていても、自分がいなくなったときに、代わりの人にすぐ仕事を頼めるという状態であれば、その人の価値はなく、やはり都合良く使われていただけに過ぎません。逆に、代わりが自分以外におらず、もし自分が社外に出ればフリーランスとしてその仕事を得ることができるのです。

 本当に余人代え難き能力を持っている人は、きちんと自分のペースで仕事をしています。忙しいことは忙しいけれど、安直に仕事を引っ掛けて適当に対応したりはしません。どのようなアウトプットを出すかによって自分の評価が決まるから、仕事をしっかりと見極め、とても慎重にやっています。ですから、仕事の選別も可能になるのです。

 フリーランスの利点は、「都合」という言葉から離れられることです。会社や組織にいると、会社の都合、上司の都合、部署の都合など、いろいろな都合の中で生きていかなければなりません。フリーランスはそれをすべて取り払い、誰の都合でもなく、自分がやりたい仕事を選ぶことができます。会社だと絶対に許されませんよね。いくら自分がやりたいからといって会社が損をする赤字の仕事なんてやってはいけないでしょう。

 ただし、フリーランスになっても、仕事をもらうというスタンスだと、クライアントの都合で動かされてしまいます。会社員のとき以上に不自由になり、何のためにフリーになったのか分からないと感じている人もたくさんいますよ。(談)

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