マカフィー、ホリデーシーズンを狙う「12のオンライン詐欺」を発表

マカフィーは、ホリデーシーズンに横行しやすい「12のオンライン詐欺」を発表。プレゼントの購入などでオンラインショッピングの需要が高まるこの時期は特に注意が必要という。

» 2012年12月13日 20時25分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは12月13日、ホリデーシーズンに横行することが予測される「12のオンライン詐欺」を発表した。クリスマスから年末年始に向けてオンラインショッピングの需要が高まる中、ユーザーに注意を呼びかけている。

 同社が「特に危険なオンライン詐欺」として挙げたのは、(1)ソーシャルメディア詐欺、(2)不正なモバイルアプリ、(3)旅行詐欺、(4)ホリデーシーズンのスパム/フィッシング、(5)iPhone 5、iPad miniなど人気商品のギフト詐欺、(6)Skypeメッセージの恐怖、(7)偽のオンラインギフトカード、(8)ホリデースミッシング、(9)偽のネット通販業者、(10)チャリティーフィッシング詐欺、(11)危険な電子グリーティングカード、(12)偽の3行広告。その内容は以下の通りだ。

ソーシャルメディア詐欺

 メールやWebサイトで消費者を騙す手口と同様に、FacebookやTwitterを悪用するオンライン詐欺。ソーシャルメディア上の懸賞や広告などから、正規のサイトに見える偽のWebサイトにユーザーを誘導し、クレジットカード情報やメールアドレス、電話番号、住所といった個人情報を要求する。

不正なモバイルアプリ

 ユーザーの個人情報を盗み出し、本人の知らないうちに高額な請求金額を課す電話番号向けにテキストメッセージを送信するよう設計された悪意あるアプリケーション。

旅行詐欺

 偽の旅行代理店のWebページを用意して、金融機関の情報を引き出そうとする詐欺。きれいな写真や「非常に安い料金」でユーザーを誘ったり、ユーザー自身が使っている旅行代理店になりすますこともある。

ホリデーシーズンのスパム/フィッシング

 ホリデーシーズンに関連するタイトルを付けたスパムメールやフィッシングメール。プレゼント向け商品として、高級腕時計の安売りセールや医薬品を宣伝するメールが出回る可能性もある。

iPhone 5、iPad miniなど人気商品のギフト詐欺

 人気が高いApple製品を“エサ”にしたオンライン詐欺。「iPad無料プレゼント」といった偽のコンテンツやフィッシングメールなどを通じ、ユーザーに個人情報を提供させたり、マルウェアをPCやモバイル機器にダウンロードする危険なリンクをクリックさせたりする。

Skypeメッセージの恐怖

 PCやモバイル端末を感染させ、端末内のファイルを“人質”に取ろうとする新手のSkypeメッセージ詐欺。

偽のオンラインギフトカード

 オンライン上で偽のギフトカードを売りつけて利益を得ようとする詐欺。カード発行会社以外の売り手から購入する際は注意が必要という。「義理の母親に贈ったギフトカードが偽物だったら、どんなに気まずい思いをするか想像してみてください」(同社)

ホリデースミッシング

 SMSテキストによるフィッシング詐欺(SMiSishing)。電子メールによるフィッシングと同様に、実在する企業を語って個人情報を提供させたり、ユーザーが通常なら行わないような行動を実行させようとする。

偽のネット通販業者

 本物のネット通販サイトに見せかけてユーザーを誘い、クレジットカードの番号やその他の個人情報を入力させようとする詐欺。「お買い得商品」でユーザーを勧誘することが多いという。

チャリティーフィッシング詐欺

 偽のチャリティーを広告する迷惑メールを送りつける詐欺。「毎年ホリデーシーズンに現れるもっとも大きな詐欺」(同社)

危険な電子グリーティングカード

 不正なカードを用い、ユーザーが文面を見ようとリンクをクリックした際にスパイウェアやウイルスをPCにダウンロードする詐欺。

偽の3行広告

 ユーザーに個人情報を必要以上に要求したり、送金を求めたりしてくる偽のオンライン広告。こうした広告の多くは「詐欺である可能性が高い」という。

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