国内IT市場は「クラサバ」から第3のプラットフォームへ――IDC

IDC Japanによれば、第3のプラットフォーム(モビリティ、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術)へのシフトがますます進んでいる。

» 2012年12月27日 12時59分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは12月27日、モビリティ、クラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術などの要素で構成されるという「第3のプラットフォーム」の国内市場動向の調査結果を発表した。クライアント/サーバに代表される「第2のプラットフォーム」からのシフトが加速している。

 同社によると、2012年の第3のプラットフォーム市場規模は前年比18.5%増の5兆8472億円。4つの構成要素のいずれもが2けた成長となり、特にクラウド、ビッグデータ、ソーシャル技術は30%超だった。一方、第2のプラットフォームの市場規模は同3.8%減の18兆9006億円。

 第3のプラットフォームは、4つの構成要素が相互に連携して第2のプラットフォームとは異なる新たなプラットフォームを実現するという。企業などのITシステムも第2のプラットフォームから第3のプラットフォームを活用したものへと変化していくと予想する。

 2011年〜2016年の年間平均成長率は、第3のプラットフォームが7.9%であるのに対し、第2のプラットフォームではマイナス2.1%を見込む。2016年に予想される市場規模は第3のプラットフォームが7兆2248億円、17兆6829億円としている。

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