人材管理ベンダーのインフォテクノスが戦略説明会

人材マネジメントシステム製品を提供するインフォテクノスコンサルティングが2013年のビジネス方針などを発表した。

» 2013年02月19日 21時32分 公開
[伏見学,ITmedia]

 インフォテクノスコンサルティングは2月19日、主力事業である人材マネジメントシステムに関する戦略説明会を開催した。同社の勝又愛仁社長は「企業における過去、現在、未来の人材データを可視化することで、分かりやすい経営指標として活用できるようになる」と意気込んだ。

インフォテクノスコンサルティング セールス・マーケティング事業部長の大島由起子氏 インフォテクノスコンサルティング セールス・マーケティング事業部長の大島由起子氏

 同社の主力製品となるのが、人材マネジメントシステム「Rosic」だ。2002年に発売以来、約10年で30社の顧客を獲得してきた。2012年には本格的な販売強化策などによって案件が急増、21社への新規導入となった。その内訳を見ると、1000ユーザーを超える企業が16社で、1万ユーザー以上の企業は3社だった。セールス・マーケティング事業部長の大島由起子氏は「グループ全体や海外拠点の人材管理を図る大手企業からの引き合いが増えている」と話す。

 2013年には、タレントマネジメントを含めた総合的な人材マネジメントにシステムを活用したいというニーズや、既存の人事・給与システムやERPをベースに、Rosicを連携させたいというニーズが増加すると予測する。そうした顧客の要望に対して、人員および人件費に関するシミュレーション機能を強化したり、多言語対応したりする新版を年内にリリースする予定だという。また、他社のERP製品と連携するための「ERPコネクター」をリリースする。既にSAP対応のコネクターは提供しており、ワークスアプリケーションズ対応については今春にリリース予定だ。

 これらの施策によって、「2013年中に総ユーザー企業を90社に伸ばす」(大島氏)とした。

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