Facebookが、サービスの中心である「ニュースフィード」を刷新した。写真の表示を大きくし、表示する投稿をフィルタリングするメニューを追加するなどで“ユーザーが関心のある情報を見つけやすくした”としている。
米Facebookは3月7日(現地時間)、パロアルトの本社で開催したメディア向けイベントで、Facebookの中心的サービスである「ニュースフィード」のデザインを刷新したと発表した。新しいニュースフィードは、向こう数週間をかけて全ユーザーに提供していく。
「乱雑さを排除し、最も気に掛けている友達のストーリーに集中できるようにした」という。
マーク・ザッカーバーグCEOは、ニュースフィードは従来よりビジュアルになり、また、トピックを選びやすくなり、“最高の自分向けの新聞”のようになると語った。
主な変更点は、画像の表示が大きくなり、タイプ別に表示を変えるフィルター機能が追加され、デスクトップとモバイルでの表示が統一された。
なお、今回の刷新はデザインだけが対象で、表示する記事の調整やプライバシーなどのユーザー設定には影響しないとしている。
写真付きの投稿では写真が従来より大きく表示され、友達が誰かと友達になった際の通知では、相手のプロフィールのカバー写真が表示されるなど、視覚に訴えるデザインになった。
また、デスクトップ版の従来の3カラム構成の左端のカラム部分が大きく変わり、検索、メッセージング、アプリ、ページなどを選べるアイコンメニューが並ぶ。このメニューはトップの矢印をクリックすることで広げたり折りたたんだりできる。モバイルアプリのユーザーインタフェースに近くなった。
画面の右上に、ニュースフィードをタイプ別にフィルタリングするためのプルダウンメニューが設置された。「最新情報」「すべての友達」「写真」「音楽」「フォロー中」「グループ」などが選べる。埋もれてしまうFacebookページは「フォロー中」で表示できる。
ニュースフィードの刷新はiOSおよびAndroid向けアプリでも実施され、ユーザーはデスクトップと同じルック&フィールを享受できるようになるという(まずデスクトップ、その後にiOS、最後にAndroidで刷新する)。
例えば、モバイルでもデスクトップと同じページ左側のアイコンメニューを利用でき、画面サイズにかかわらず、いつでもページのトップに戻って新着記事をチェックできる。
新しいデザインを早く試したいユーザーはこのページからウェイティングリストに登録できる。
Facebookページオーナーやビジネスユーザーが注意すべきポイントを別記事にまとめた。
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