Facebookのプロフィール画像で270万人が同性婚支持を表明

米連邦最高裁での同性婚の是非を問う裁判審理開始に合わせ、FacebookやTwitterのプロフィール画像を赤地にピンクの当符号をあしらったアイコンに変更する“バーチャルデモ行進”が行われている。

» 2013年04月01日 07時34分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米連邦最高裁で3月26日(現地時間)、同性婚の是非を問う裁判の審理が始まった。これに合わせ、同性婚を支持するFacebookおよびTwitterのユーザーが、自分のプロフィール画像を赤地にピンクの当符号に変更し、ニュースフィード上で“バーチャルデモ行進”に参加している。

 marriage equality ファッションブランドのMarc Jacobsや人気バンドのFUN.も参加

 このプロフィール変更運動は、同性愛者の権利拡大を求める非営利の米人権活動団体Human Rights Campaign(HRC)の呼び掛けによってスタートした。画像のデザインには「すべての愛は平等」という意味が込められているという。

 hrc HRCのFacebookページのカバー画像は現在、支持者が作成したアイコンのバリエーションで構成されている

 26日に始まった審理は、同性婚を禁じたカリフォルニア州憲法が合衆国憲法に違反するかどうかを問うもので、判決が出るのは6月以降になるとみられている。

 米Facebookは3月30日、このバーチャルデモ行進の参加者数やその傾向を分析した結果を発表した。HRCの呼び掛けを受けてプロフィール画像を変更したとみられるユーザーは約270万人。年齢では30歳前後のユーザーが最多で、男性より女性が多いという。

 Facebookは「長い間、人々が何かの目的のために決起しても、実際に肩を並べてデモをしなければ、その影響力の大きさはすぐには見えなかった。だが今では、オンラインで広まる思想をかつてない詳細さで見ることができる」としている。

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