データ・アプリケーション、Amazon EC2でのEDIパッケージの動作検証を完了

データ・アプリケーションは、同社のEDIパッケージ・ソフトウェア「ACMSシリーズ」3製品のAmazon EC2上での動作検証を完了した。

» 2013年06月04日 16時23分 公開
[ITmedia]

 データ・アプリケーションは6月4日、同社のEDIパッケージ・ソフトウェア「ACMSシリーズ」のアマゾン ウェブ サービス(AWS)での動作検証が完了したことを発表した。AWSのAmazon EC2を基盤としてACMSシリーズが利用することで、ハードウェアの初期投資コストや保守・管理コストを抑えつつ、柔軟性と拡張性が高いEDIシステムをクラウド上に構築できるようになった。

 動作検証を完了したのは、企業内外のシステムおよびアプリケーションをシームレスに連携するB2Bインテグレーションサーバ「ACMS E2X」、企業間のデータ連携をスムーズに行う環境を構築するB2Bサーバ「ACMS B2B」、およびデータ変換ツール「AnyTran」の3製品。

 ACMS E2XとACMS B2Bは、企業間のさまざまな形態での電子商取引に対応する機能とシステムやアプリケーションの統合機能を1つのパッケージで提供しており、Amazon EC2上のEDIシステムとオンプレミスの基幹業務システムを連携させ、B2Bの業務プロセス全体をカバーするシステムとして運用できるとしている。また、基幹系システムのクラウド環境への移行も進行していることから、AMSシリーズではSAPをはじめとするERPに対応したアダプタを備えているAMSシリーズによって、こうしたシステム連携も容易になるという。

 AnyTranは、国内外の各種EDI標準をはじめ、XMLやSAP IDoc、CSVなどあらゆる種類のフォーマットに対応した汎用フォーマット変換ツール。クラウド上やオンプレミスの各種システムやアプリケーション間など、さまざまなデータ交換の場面でのフォーマットの違いを吸収するツールとして利用できる。

 データ・アプリケーションは、今回の検証完了にあわせ「AWS Partner Network(APN)」に加入した。

 各パッケージの販売価格は、Amazon EC2上で利用する場合も従来と変わらない。ACMS E2Xは150万円(基本機能/税別)から、ACMS B2Bが100万円(同)から、AnyTranが120万円(税別)で、Amazon EC2などクラウド上でACMSシリーズをベースにサービスを提供する企業向けのライセンス体系も用意している。

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