Apple、OS XとSafariの更新版公開 深刻な脆弱性を修正

Appleが「OS X Mountain Lion v10.8.4」およびSnow LeopardとLion向けのアップデートをリリース。「Safari 6.0.5」も公開された。

» 2013年06月05日 07時40分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは6月4日、OS Xの最新版となる「OS X Mountain Lion v10.8.4」を公開した。また、Mac OS X 10.6.8(Snow Leopard)/OS X Lion v10.7.5を対象とする「セキュリティアップデート2013-002」と、Webブラウザの最新版「Safari 6.0.5」も併せて公開し、深刻な脆弱性を修正している。

 同社のセキュリティ情報によると、OS X Mountain Lion v10.8.4と、セキュリティアップデート2013-002では、計15項目の脆弱性に対処した。脆弱性はQuickTimeやOpenSSL、Rubyなどのコンポーネントに多数存在し、多くは任意のコード実行やサービス妨害(DoS)攻撃などに利用される恐れがある。

 OS X Mountain Lion v10.8.4では脆弱性のほかに、iMessageでメッセージの表示が順不同になる不具合なども解消された。

 一方、Safari 6.0.5では、WebKitに存在する多数の脆弱性が修正された。細工を施したWebサイトをユーザーが見た場合、攻撃者に任意のコードを実行されたり、クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を仕掛けられたりする恐れが指摘されている。

 Safari 6.0.5はOS X Lion v10.7.5およびOS X Mountain Lion v10.8.3向けとされている。Mac OS X 10.6.8向けのSafariでも脆弱性が修正されているのかどうかは不明。なお、OS X最新版のMountain Lion v10.8.4にはSafari 6.0.5がバンドルされている。

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