Google傘下のMotorola、初のメイドインUSA端末「Moto X」を発表

Motorolaが満を持して発表した「Moto X」は、Motorola 8Xプロセッサを搭載し、音声コマンドや自動通知表示機能を備える4.7インチのAndroidスマートフォンだ。2000以上のバリエーションからデザインを選べるのも特徴。

» 2013年08月02日 06時06分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Google傘下のMotorola Mobilityは8月1日(現地時間)、ニューヨークで開催したプレスイベントで、Androidスマートフォン「Moto X」を発表した。背面カバーや壁紙を2000以上の組み合わせから選んでデザインできるのが特徴。

 8月〜9月中に米国、カナダ、中南米で発売し、販売地域を順次拡大していく。米国ではAT&T、Verizon、Sprint、US Cellularが扱い、Best Buyでも購入できる。希望小売価格は2年契約付きで16Gバイトモデルが199ドル、AT&Tのみが提供する32Gバイトモデルが249ドル。

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 moto color バックカバーのバリエーションは今後も増える

 主なスペックと機能は7月23日に発表したDROIDの新シリーズとほぼ同じ。OSのバージョンは最新の4.3ではなく、4.2.2だ。

 「OK Google Now」と呼び掛けることでの起動やコマンド入力が可能な「Touchless Control」、プッシュ通知をランプのブリンクではなく、画面の一部に表示する「Active Display」、手首を2回ひねることでカメラを起動し、ディスプレイをタップすることで撮影できる「Quick Capture」などの機能がある。こうした機能は“バッテリーフレンドリー”なため、1度の充電で24時間使えるとしている。

 DROIDシリーズとの大きな違いは(米国ユーザー向けは)テキサス州フォートワースの工場で製造する「メイドインUSA」端末であること。これにより、オンラインで自分の好みに合わせたデザイン(22種類のバックカバー、2種類のフロント、壁紙、バックカバーに刻印する文字など)を指定すると、発注から4日以内に無料で配送される(米国では立ち上げ段階ではAT&Tのみのサービス)。

 AT&Tのみで可能なデザインできるバックカバーのバリエーションは今後増える見込みで、年内には木製カバーも登場するという。

 筐体の手になじむようなカーブも特徴で、厚さは5.6〜10.4ミリ。AT&T以外が販売する筐体の背面は、Motorolaの特徴である織り目のようなテクスチャの黒と白の2色だ。

 moto x

 周辺機器はMoto X専用のM4DE Motorolaシリーズを用意。イヤフォンは「Nike+FuelBand」などで知られるSOL REPUBLICが手掛け、本体のバックカバーと同じカラーバリエーションから選べる。

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「Moto X」の主な仕様
機種名 Moto X
OS Android 4.2.2(コードネーム:Jelly Bean)
ディスプレイ 4.7インチ AMOLED(720×1280、316ppi)
CPU Motorola X8(1.7GHzデュアルコア)
RAM 2GB
ストレージ 16/32GB(32GBはAT&Tのみ)
外部メモリ なし(Googleドライブの50GBが2年間無料)
メインカメラ 1000万画素
インカメラ 200万画素
サイズ 129.3×65.3×5.6〜10.4ミリ
重さ 130グラム
バッテリー容量 2200mAh
ネットワーク 2.5G(GSM/GPRS/EDGE)、3G(UMTS/HSPA+42Mbps、CDMA/EVDO)、4G(LTE)
価格 16GBが199ドル、32GBが249ドル
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