統合セキュリティ対策製品「Sophos Anti-Virus for Server License」に、VMwareのvShield Endpoint対応機能を追加し、新たに提供開始した。
ソフォスは9月12日、サーバ向けウイルス対策ソリューション製品「Sophos Server Protection」を発表した。サーバやネットワーク、エンドユーザーデバイスにおいてセキュリティ対策を実現するとしている。
Sophos Server Protectionは、以前から提供している「Sophos Anti-Virus for Server License」に、VMwareのvShield Endpoint向け対応機能を追加し、製品名称を変更して新たに提供する。vShield向けのエージェントレスのウイルス対策機能に加え、Windows、Linux、UNIX、Mac、Hyper-V、vSphere/ESX/ESXi、XenServerなどの広範なサーバや仮想化プラットフォームをサポートしている。同社が解析した最新の脅威情報をリアルタイムに取り込み、既存および未知の脅威からサーバを保護する。特にWindowsクライアントは、HIPS、アプリケーションコントロール、パッチ評価といった多層的なセキュリティ機能を提供する。
エージェントレス型のウイルススキャンではホスト上にある仮想の専用マシンに定義ファイルを配信し、専用マシンが全てのゲストマシンをスキャンする仕組み。個々のゲストマシンにエージェントをインストールしてスキャンする製品に比べて、リソース消費を大幅に節減するという。Windowsのゲストマシンに対しても物理サーバと同等のセキュリティ機能を提供できるという。
また、一元的な管理コンソールを利用することでポリシーの割り当てやアラート表示、プラットフォーム全体のレポート生成などが行える。ライセンスも、1つのライセンスに対し1つのサーバおよびOSを保護するというシンプルな体系となっている。
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