Googleが、iOSとAndroid向けの人気ファイル共有アプリ「Bump」と自動共有写真アルバム作成アプリ「Flock」を手掛けるBump Technologiesを買収した。アプリは当面、提供を続けるという。
米Googleが、ファイル共有アプリ「Bump」や写真共有アプリ「Flock」を手掛ける米Bump Technologiesを買収した。Bumpが9月16日(現地時間)、公式ブログで発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
アプリのBumpとFlock(iOS版およびAndroid版)は、当面提供を続けるとしている。
Bumpは、2008年創業のカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置く非公開企業。アプリのBumpは、モバイル端末同士を物理的にぶつけ(bump)て連絡先情報やファイルをやりとりするツールで、Flockは、家族や友達と撮影した写真を自動的に一カ所に集めてクラウド上にアルバムを作成するアプリだ(いずれも無料)。
BumpはAndroidとiPhone、iPhoneとWindows PCなど、マルチプラットフォームでのファイル共有が可能だ。
Bumpはまた、PayPalベースのiOS向け決済アプリ「Bump Pay」も提供している。このアプリは今後提供を終了する可能性がある。
Bumpは2008年のリリース以来、累計1億2500万本ダウンロードされた。AndroidにはAndroid 4.0から「Androidビーム」というNFCベースのファイル共有機能があるが、BumpはWi-Fiあるいはキャリアのネットワークを利用する。米AppleのiOSには、間もなく公開されるiOS 7から、Wi-FiあるいはBluetoothを利用するファイル共有機能「AirDrop」が搭載される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.