AirbnbやUberを顧客に持つWeb/モバイル決済サービスのBraintreeが、PayPalに統合される。
米eBayは9月26日(現地時間)、オンライン決済サービスの米Braintree Payment Solutionを買収することで合意に達したと発表した。子会社の米PayPalに統合し、モバイル決済分野を強化する狙い。買収総額は約8億ドルで、取引は第4四半期(10〜12月)に完了する見込みだ。
Braintreeは2007年創業のイリノイ州シカゴに拠点を置く非公開企業。オンラインサービス企業向けにWebやモバイル経由の決済システムを提供する。2013年の決済総額は120億ドル以上になる見込みで、その約3分の1はモバイル経由という。顧客にはソーシャル宿泊サービスの米Airbnbやオンライン配車サービスの米Uberなどが名を連ねる。
買収完了後、BraintreeはPayPal内の独立事業部として現行サービスを継続する。PayPalのデビッド・マーカス社長は公式ブログで、「BraintreeはAirbnbやUberなどのモバイル優先サービスの重要性をいち早く理解した」と評価し、Braintreeの統合により、優れたクライアントと素晴らしい技術を獲得すると語った。
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