日本IBM、「Cognos TM1」最新版を発表 Excel連携の強化やiPad対応も

「Cognos TM1」最新版では1つのサーバの中で並行して分析機能を活用することも可能になった。

» 2013年10月10日 17時47分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは10月10日、企業の部門向けビジネスの計画、分析、予測、レポートのための統合型プラットフォームを提供するソフトウェアの最新版「IBM Cognos TM1 V10.2」を発売した。

 IBM Cognos TM1は、一般的な表計算ソフトウェアと同等のインタフェースを採用し、容易に分析機能が利用できる製品。組織のパフォーマンスを最適化するためのビジネスの計画、分析、予測に加え、レポートの作成と共有、承認ワークフローまでを一つの統合ソリューションとして導入できる。最新版のV10.2ではExcelから直接、Cognos TM1のデータにアクセスできるようになり、Cognos TM1で作成されたキューブ(多次元データモデル)をExcelで再利用してデータを確認し、レビューしたり、Excel上でCognos TM1のデータを使った表やグラフを作成したりできるようになった。

 また、iPadからCognos TM1のアプリケーションへのアクセスにも対応した。iPadから計画の作成や分析、レビューのワークフローに参加できることで、ユーザーはオフィスの外でも事業に関するデータを活用できる。このほかサーバのCPUごとに分析リソースを稼働させることもできるようになり、1つのサーバの中で並行して分析機能を活用しながらも、システムリソースの最適化と作業の効率化を実現するという。

 IBM Cognos TM1 V10.2のライセンス使用料金は最小構成で830万円(税別)からとなる。

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