3Dグラフィックや高精細ビデオへの対応、管理機能の強化やスマートフォン対応の拡充などを図った。
ヴイエムウェアは10月16日、仮想デスクトップソリューションのスイート製品「VMware Horizon Suite」の最新バージョンを発表した。第4四半期に提供(日本では一部未定)を開始する。
仮想デスクトップ基盤のVMware Horizon View 5.3ではvDGA(Virtual Dedicated Graphics Acceleration)を使用して3Dグラフィックの描画能力を強化し、ワークステーションに代わる選択肢を提供するという。また、高精細動画の最新形式のH.264 マルチメディア リダイレクションをサポートし、帯域幅を抑えながら高精細ビデオを再生できる。Linux版Horizon View Clientでのユーザー体験の強化、Windows 8.1やiOS 7、Google Chromebooksのサポートも行われた。
また、初期投資のコストと総所有コストを削減するという「VMware Virtual SAN for Horizon View β版」、Horizon View接続サーバが利用できない場合でもリモート接続を可能にするオプションプラグインの「Horizon View Agent Direct Connect」も提供する。
VMware Horizon Mirage 4.3ではHorizon Viewとの連携を強化し、IT管理者が複数のユーザーグループの仮想デスクトップと分散設置された物理デスクトップを効率的に管理できるという。Web管理コンソールではポリシーの編集やアップロード、コレクションの構築、PCのリストアなども制御できるようになった。また、OSのインプレース移行とハードウェア更新の両方をサポートし、Windows 7への円滑な移行を支援するとしている。
VMware Horizon WorkspaceではソニーのXperia Z1とXperia Z Ultraが「VMware Ready」の認定を受け、Horizon Workspaceのデュアル ペルソナ機能をサポートする(日本では時期未定)。
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