シスコシステムズ、企業向けスイッチとルータの新モデルを発表

エンタ―プライズ向け新スイッチの「Catalyst 6800シリーズ」と統合型ルータ「ISR 4451-AX」などを新たに提供する。

» 2013年11月27日 16時47分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは11月27日、エンタープライズネットワーク向け新製品となるスイッチの「Catalyst 6800シリーズ」と、ルータの「ISR 4451-AX」「ASR 1000-AX」を発表した。

 Catalyst 6800シリーズスイッチは、既存のCatalyst 6500シリーズとの互換性を持ちながら、高スループット化が進むキャンパスバックボーンに対応可能な性能を有する。最上位モデルの「6807-XL モジュラスイッチ」は10/40/100Gbpsのサービス向けに開発され、スロットあたり最大880Gbps、ポートあたり11.4テラビットのスイッチング容量を備えている。このほか、10Gbpsをサポートする中小規模向けの「6880-X」、プログラマブルな「6800ia インスタント アクセス スイッチ」などをラインアップしている。

 サービス統合型ルータ(ISR)の4451-AXは、最大2ギガビットのフォワード性能を持つブランチオフィス向けモデル。「pay-as-you-grow」という使用頻度に応じた課金体系を利用できる。ASR 1000-AXは、「Virtual Wide Area Application Services」を活用してWANへの統合を容易に行っていけるのが特徴という。

 併せて同社は、ネットワーク製品のOSのAPIを利用するための開発キット「onePK」を、今後1年以内に全てのエンタープライズ向けスイッチとルータで対応させると発表した。今回の新製品ではISR 4451-AXおよびASR 1000-AXが2014年第1四半期中の対応を予定する。onePKを活用することで、ネットワーク仮想化による柔軟性の高いネットワークを構築していけるとしている。

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