スパム送信国ワースト12で日本が初のランクイン

Sophosが四半期ごとに発表している「スパム送信国ワースト12」のランキングで、調査開始から初めて日本とフランスが上位に食い込んだ。

» 2014年04月21日 11時47分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の英Sophosは4月21日、2014年1〜3月期の「スパム送信国ワースト12」を発表した。統計開始から初めて日本がワースト12以内にランクインした。

 調査は同社が四半期ごとに実施している。今期のトップは前四半期に続いて米国だった。前回ランク外のスペインが2位に急浮上した。前回13位の日本は7位、同15位のフランスが8位となり、この2カ国は初めてワースト12位以内に入った。

 なお、「自分の国がランクインしても、あなたの国の人がスパムを送り続けていると決まったわけではない」と同社は解説。スパム配信はマルウェアに感染した「ゾンビPC」によって行われることが多く、サイバー犯罪者は第三者のコンピュータを「ゾンビPC」として遠隔操作し、スパムを配信している。

 上位に初めてランクインした日本やフランスでは、「ゾンビPC」が増加している可能性の高いことも示唆している。

Sophosが調査した2014年第1四半期の「スパム送信国ワースト12」(Sophosより)

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