Mac向けiTunesにセキュリティ問題、Appleが修正

「/Users」「/Users/Shared」のディレクトリが変更されてしまう恐れがある一方、Find My Macを有効にしているMavericksではこれらのフォルダが見えなくなる場合があるという。

» 2014年05月18日 08時13分 公開
[ITmedia]

 米Appleは5月17日、Mac向けiTunesの更新版「iTunes 11.2.1」を公開して重大なセキュリティ問題を修正した。対象はMac OS X v10.6.8(Snow Leopard)以降となっている。

 この問題は、同社が15日に公開した「iTunes 11.2」のインストール後に、ローカルユーザーの権限で「/Users」「/Users/Shared」フォルダにだれもがアクセスできてしまい、ディレクトリを変更される恐れがあるというもの。ローカルユーザーが、ほかのローカルユーザーのデータを閲覧できてしまうという。

 しかし、Mavericksで「Find My Mac(どこでも My Mac)」サービスを利用していると、逆にこれらのフォルダを参照できなくなる場合があるという。

 同社はiTunes 11.2.1でこれらの問題を修した。なお、15日に公開したWindows版のiTunes 11.2では脆弱性を修正している。

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