日本IBM、セキュリティ人材育成支援の研修サービスをスタート

企業でセキュリティインシデントの対応にあたる人材のスキルの育成などを支援する。

» 2014年07月23日 12時58分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは7月23日、企業でセキュリティインシデントの対応にあたる人材の育成を支援する「CSIRT研修サービス」を9月に開始すると発表した。研修期間は5日間・30時間で、受講料は税別40万円となる。

 同サービスは、企業や組織で情報漏えいや不正アクセスなど重要なセキュリティ上の問題(インシデント)対策にあたる「Computer Security Incident Response Team(CSIRT)」の機能の充実化を支援する。近年のセキュリティ対策ではインシデントの発生を未然に防ぐだけでなく、万一の発生時に迅速に対応して被害抑止につなげることも求められている。

 研修ではインシデント発生時の対応や全体指揮、管理などに携わる担当者を対象とし、同社の提供する緊急対応サービス「エマージェンシー・レスポンス支援サービス」など、ベンダーが提供する支援を活用しながら、企業側の責任者として迅速な初動対応を行い、被害を最小限に抑えて、適切な再発防止策を立案できることを目的にしている。研修の内容ではCSIRTの概要、内部インシデントへの対応、外部からの攻撃によるインシデント対応、外部との連携や公表などの対応について、講義や実習を交えながら実践的なスキルの育成を行うとしている。

 第1回の研修は9月8日〜12日に実施する予定。今後は受講ニーズに応じて、開催日を決定していくという。

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