10月のネット詐欺動向、モバイルとPCで違いも

BBソフトサービスによると、10月のネット詐欺検知総数は83万7747件だった。

» 2014年11月19日 17時25分 公開
[ITmedia]

 BBソフトサービスが発表した10月のネット詐欺動向によると、総検知数は前月比14.2%増の83万7747件だった。PCとモバイルでは詐欺の傾向にも違いみられる。

 同社が10月に検知したネット詐欺全体の内訳は、「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が88.8%(前月比5.8%減)、「フィッシング詐欺サイト」が10.1%(同5.2%増)、「マルウェア感染サイト」が0.0%(同変わらず)、「ボーガスウェア(偽ソフト/迷惑ソフトなど)配布サイト」が0.6%(同0.4%)、「脆弱性悪用サイト」が0.5%(同0.2%増)だった。

10月のネット詐欺検知数(BBソフトサービスの集計)

 OS別の検知状況でみると、Androidの約90%、iOSの約88%を「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が占める一方で、Windowsは約23%だった。また、「フィッシング詐欺サイト」はWindowsで約53%を占めたが、AndroidやiOSでは10%程度となる。「ボーガスウェア配布サイト」はWindowsで約24%、AndroidやiOSでは1%未満だった。

OS別の検知状況(同)

 同社によると、10月はハロウィーンに便乗して仮装用衣装の大幅割引をうたう詐欺サイトが出現。こうした手口ではネット上の詐欺サイトで購入した商品が届かないことや違法コピー品、粗悪商品などが送られることで金銭的な被害が起き、個人情報が盗み取られる被害に遭う可能性もある。

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