社内で把握されないまま稼働するWindows Server 2003のファイルサーバを調査し、移行を支援する。
NECは、7月にサポートが終了するWindows Server 2003のファイルサーバの存在を調べる無償サービスを提供すると発表した。100社限定で4月15日に受付を始める。
このサービスは、NECが送付するセンサ「InterSec/NQ30」をネットワークに接続し、センサがネットワークに接続された機器(最大1000台)の情報を収集する。この情報をNECで分析してWindows Server 2003を搭載するファイルサーバの存在を調べる。サービス利用には情報を保存したセンサをNECへ返却することに同意することが条件。設置・回収の代行は有償となる。
Windows Server 2003は規模に関わらず多くの企業で利用されてきたが、サポート終了後はセキュリティリスクが高まることから、Windows Server 2012などに移行する企業が続出している。しかし、専任のIT管理者がいない企業などではWindows Server 2003のシステムが資産台帳などに登録されないまま稼働しているケースがあり、サポート終了後にこうしたシステムがサイバー攻撃者の踏み台になるなどの危険性を抱えてしまう。
NECは調査サービスを通じて、移行支援の有償サービスや製品販売を通じてリスクをかかる企業をサポートするとしている。
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