建機大手のコベルコ、部品の価格設定をクラウドで

建設機械メーカー大手のコベルコ建機が、シンクロンジャパンのクラウド価格管理システムを導入。保守部品の最適な価格設定を行い、利益の最大化を目指すという。

» 2015年04月21日 18時00分 公開
[ITmedia]
photo 建機メーカー大手のコベルコ建機。油圧ショベルが主力製品だ(出典:コベルコ建機)

 建機メーカー大手のコベルコ建機が、価格管理システムをクラウド型ソリューションに刷新。シンクロンの価格管理ソリューション「Global Price Management」を採用した。

 コベルコ建機は油圧ショベルをはじめとした建設機械専門のメーカー。これまで同社では、保守部品の価格設定に独自のERPシステムを使用していたが、慣習の影響が強かった価格の設定方法を見直し、保守部品の売上改善を図る。

 同社 部品事業推進部部長の岩松明徳氏によると「従来の属人的な価値観を排除し、保守部品に対して正しくロジカルな価格付けを導き出してくれる。保守部品を適切な価格帯で提供することで、保守部品ビジネスの効率性も上げたいと考えている」という。価格改定は2015年5月末に実施する予定だ。

 同社が採用した「Global Price Management」は、目標価格や実勢販売価格、コスト、販売規模といったビジネス上の観点から柔軟な価格設定を提案するほか、価格変更によって生じる影響も計れる。サブスクリプションモデルのクラウドサービスであるため、初期投資やランニングコストが抑えられ、構築期間も短くて済むことが採用の決め手になったという。

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