Samsung、次期「Gear」スマートウォッチはラウンドフェイスに?

Tizenベースの腕時計型端末「Gear S」の次世代モデル立ち上げに先駆け、Samsungが開発者向けに開設したWebページには、円形のアプリの画像が並んでいる。

» 2015年04月24日 12時26分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 韓国Samsung Electronicsは4月24日、腕時計型ウェアラブル端末「Gear」シリーズの次世代モデルの立ち上げに先駆けて、サードパーティーの開発者にSDKを提供すると発表した。

 このSDKの申し込みページには、Gear向けアプリの例としてCNNやYelpの画面が並んでいるが、これらがすべて円形になっている。

 gear 2

 現行のGear端末「Gear S」の画面は長方形だが、次のモデルは円形(ラウンドフェイス)になることを暗示しているようだ。

 次世代モデルはGearシリーズとしては7代目に当たる。同社は2013年にAndroid Wearベースの「GALAXY Gear」を発表したが、翌年TizenベースのGear Sをリリースし、現在はAndroid Wearベースの端末は販売していない。

 gear 1 Gear S

 Android Wearベースの腕時計型端末の最近の傾向は、ラウンドフェイスのモデルが増えてきている。昨年10月に発売された「LG G Watch」や今年2月の「LG Watch Urbane」、3月に発表の「Huawei Watch」などはすべてラウンドフェイスだ。

 なお、同日発売された米Appleの「Apple Watch」のディスプレイは長方形。同社のデザイン担当上級副社長、ジョナサン・アイブ氏は「(スマートウォッチの)機能のほとんどは(連絡先や予定などの)一覧表示なのだから、ディスプレイをラウンドフェイスにすることには意味がない」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ