「Office 2016」の一般向けプレビュー公開 OneDriveとの連係やリアルタイム編集機能

MicrosoftがWindows搭載デスクトップ専用の次期オフィススイート「Office 2016」の一般ユーザー向けプレビューをリリースした。誰でもダウンロード/インストールできるが、インストール前に「Office 2013」をアンインストールする必要がある。

» 2015年05月05日 06時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは5月4日(現地時間)、デスクトップ版オフィススイート「Office 2016」の家庭向けプレビューのダウンロード提供を開始したと発表した。

 本稿執筆現在、日本語版公式サイトにはまだダウンロードページがないが、英語版サイトは開設されている。FAQによると、「Office 2016 Preview」は既に日本語もサポートしている。

 office 1

 Office 2016は、Windows搭載PC/タブレット専用のOffice。タッチ操作が中心になるタブレットや画面の狭いスマートフォンでも使える「ユニバーサルアプリ」版のOffice「Office for Windows 10」とは異なり、Office 2016の正式版は有料になる見込みだ。

 なお、“IT Proと開発者向け”のOffice 2016プレビューは既に公開されている。

 家庭向けOffice 2016 Previewの提供対象は、個人向け「Office 365」のユーザーと、その他のWindowsユーザー。Office 365を使っていない場合は、公式ページにあるプロダクトキーを使ってプレビュー版をダウンロードできる。サポートするOSはWindows 7/8/10(プレビュー)。

 ただし、このプレビューは「Office 2013」とは共存しないので、インストールするにはまずOffice 2013をアンインストールする必要がある。Office 2013に戻したい場合は、そのプロダクトキーが必要だ。プレビューは“2015年秋”の正式版リリースまで利用でき、プレビュー期間中には何度かアップデートがリリースされる見込みだ。

 家庭向けOffice 2016の新機能には、OneDriveとの統合強化、リアルタイムの共同編集機能(今回のプレビューではまだ使えず、アップデートでまずはWordからサポートする見込み)、新しいヘルプ機能「Tell Me」、Outlookの受信箱内の優先順位を機械学習技術で自動的に整理する「Clutter」、編集中の文書から離れずにインターネット上の関連情報を検索できるBingベースの検索ツール「Insights」などがある。

 office 2 Office 2016 Preview版Outlookの画面

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