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» 2015年06月12日 08時00分 公開

女子ヘルプデスクのプロマネ修行奮戦記:プロジェクトが始まらない? 計画地獄にハマるわたし (2/3)

[鐙貴絵,ITmedia]

 このプロジェクト・スコープ・マネジメントは、プロジェクトに何が含まれていて、何が含まれていないかを明確にし、コントロールするプロセス群である、と参考書の説明に書いてある。

 ITIL(IT Infrastructure Library)を勉強しているときも感じたんだけど、こういったフレームワークで出てくるものって必ず「含まれるもの」だけに注目せず「含まれないもの」にも注目しているような気がする。行動にしても「何をすべきか」だけでなく「何をすべきでないか」とかね。

 これって実務の中でいろいろなことを判断するときに、重要な材料になったりすることが多くてとても助かる。それに、「含まれるもの」や「やるべきこと」は注目しやすいけれど、「含まれないもの」や「すべきでないこと」って、意識しないと忘れがちなんだよね。私だけかもしれないけれど。

 あ、また横道にそれちゃった。うーん。まっすぐに学習するすべを先に身に着けないといつまでたってもPMBOKの学習が終わらないかも。もっとも、今日はまっすぐ家に帰ることすらしてないんだけどね。

 さて。……え? これは何??

 私の脳みそが急ブレーキで停止した。

 だって、計画プロセス群の中に、計画って文字を発見したんだもの。

 「っっっに゛ぁ?」と声にならない声が頭の中でこだまする。

 プロジェクト・スコープ・マネジメントのプロセスは「計画プロセス群」と「監視・コントロール・プロセス群」の2つだ。その「計画プロセス群」のなかに「スコープ・マネジメント計画」とある。この文字で私はフリーズしたのだ。

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 計画をするための計画?? 

 いや、計画プロセスは計画を作るためのプロセスだから、そのプロセスに含まれる計画というのは……。自分で何を言っているのか分からなくなってきたぞ。早口言葉にもならないじゃない。落ち着け! 私!

 はぁ〜。思わずため息……、いや、深呼吸をした。これ、PMBOKをちゃんと勉強している人からは、「何をヘンなところでつまずいているんだ」って思われるんだろうなぁ。

 でも、「計画をするための計画」ってヘンじゃない? まるで「どこを切っても金太郎」の金太郎飴とか、開けても開けても出てくる民芸人形……あれ、何て言ったっけ? あの、コケシみたいなやつ……“コケーシカ”。いやいや違う。あ、そうそう、“マトリョーシカ”だ。もう、頭がパンク状態。

 いや、マトリョーシカなんてどうでもいい。どうしてこう、悩んでいる時にもアタマが寄り道するのかな。

 参考書には、スコープ・マネジメント計画は、プロジェクト・スコープ定義、妥当性確認、およびコントロールする方法を文書化したスコープ・マネジメント計画書を作成するプロセスとある。

 これは、つまり……スコープ・マネジメントでは最初にスコープ(作業範囲)を定義して、それが妥当かどうかを確認し、コントロールする方法など、プロジェクト活動に必要となる作業についていろいろ決めておく。けれど、いろいろなことを決める前に、まずその「決め方を決めておこう」ってことのようだ。なるほど、整理整頓は大事だから、「どんなふうに整理するか、まずは整理の方針を整理しておこう」て感じかな。

 それが分かると、プロジェクト・スコープ・マネジメントの計画プロセスにある他のプロセスの内容についても分かったように思えてきた。プロジェクトの成果として“何が求められているのか”という要求事項を集めて、スコープ・マネジメント計画に書かれている内容に沿ってスコープ定義を行い、さらに作業をより細かくして管理しやすくするために構成要素に分解、WBS(Work Breakdown Structure:作業分解図)なるものを作るわけだ。ふむふむ。

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